基本3:トップページで、ただちに商品の魅力を語るべし
トップページの役割
WWW上に存在する実際のホームページを見てみると扉ページの作り方にもさまざまなパターンがあることがわかります。お店の看板が画面の半分以上を占め、その下に細かいメニューボタンがいくつも並んでいるもの。また動画を含む多くの画像を使い、デザイン的にも凝りに凝ったもの。かと思えばそっけないほどシンプルで、ほとんど文字情報からできているもの。初めてホームページを作ろうと思った時、最初に悩むのはこのトップページのデザインでしょう。では、どのようなトップページが、もっとも「売上アップ」をもたらすことができるのでしょうか。
ここでヒントとなるのが、第2章で分析したAIDMA理論によるホームページの位置付けです。それによればホームページは、AIDMAの5段階のうち第3段階であるDesireから後の部分に対応しているということがわかりました。これは、言い換えれば、ホームページは注意(Attention)を引く必要もなければ、興味(Interest)を抱かせる必要もないということです。つまりトップページは、商品と無関係な女性の水着姿を持ってきて目を引く必要もなければ、何をいっているのかよくわからない謎めいたキャッチコピーで興味をそそる必要もないのです。よく考えてみてください。あなたのホームページにアクセスしてくる人はすでに検索エンジンや他の告知広告によって注意を引かれ、興味を抱いたからアクセスしてきたのです。そう考えると、トップページであらためて注意を引いたり、興味を抱かせることは時間の無駄であるどころか、かえってくどい印象を与えてしまうということがご理解いただけるのではないでしょうか。
ページトップへ トップページのあるべき姿
したがってトップページでは、直接、第3段階であるDesireの段階から始めるようにしてください。具体的には、目玉となる商品情報を前面に出して、その魅力を高らかに謳うのがよいでしょう。写真があるならその写真を、できるだけ大きく出してください。少々画像が重くてもそれだけ魅力をアピールできるのならそうすべきです。表示に時間がかかってイライラする人もいるかもしれませんが、それはあなたの商品にそれほど興味を持っていない証拠です。本当に商品を欲しがっている人なら、少々の待ち時間はむしろ楽しく感じるものです。もっとも、待ってくれるといっても限度がありますので、必要以上に大きくしてはいけません。商品の性格をよく考えて、最適な大きさを決めてください。
ところでよくありがちな間違いは、ホームページ、イコール仮想店舗のつもりで、トップページを店舗入口ととらえてしまうことです。そういう観点から作られたトップページの多くは、看板がひとつと入店を促すクリックボタンがひとつというパターンになってしまいがちです。繰り返しますが、あなたのホームページにアクセスしてきた人は、すでに何らかの興味をもってアクセスしてきたのです。それは、現実の店舗でいえば、店内に入ってきたことと同じことなのです。すでに扉を開けて入ってきたお客様の前に、さらにもうひとつ重々しい扉を示して「入ろうか入るまいか」悩ませるのはナンセンスではないでしょうか。いったん入店したお客様に対して、店舗側が次にとるべき行動は何でしょうか? それは「さあ、ここにお探しのものがありますよ」とただちに商品のありかを明確に差し示すことのはずです。
しかしここでひとつ問題があります。トップページで商品を主役にした場合、店の看板をどう扱えばよいのか、という問題です。理論的にいえば、告知広告を見た段階で店の名前は認知されているわけですから、極端な話、トップページに看板はなくてもいいはずです。しかし、それでは「ようやく目的の店にたどりついた」という感覚が薄れ、なんだか唐突な印象を与えるかもしれません。それを避けるためには、やはりトップページに看板はあったほうがよいようです。といってもトップページの主役は、あくまでも商品であって看板は2の次だということを忘れないようにしてください。看板の表示に時間がかかりすぎて、なかなかお目当ての商品が出てこないというのはやはりいただけません。
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トップページは、ホームページの中でも一番目立つページであり、いわば花に相当する部分です。それだけにデザイン的にも凝りたいという気持ちはよくわかります。ましてやあなたがデザイナーであったらなおさらです。けれど、エンタティンメント系のホームページを作るのなら話は別ですが、少なくともオンラインショップでは、あまり凝ったデザインはむしろ、逆効果だと思ったほうがいいでしょう。それだけ画像が重くなり表示にも時間がかかってしまうからです。
もっともこういうとデザインテクニックそのものが不要だといっているように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。いいデザインは、いうまでもなく「売る」ホームページを作る上で欠かせない重要な要素です。そしてここで「凝ったデザイン」といっているのは、商品を売ることとは無関係なデザインのことです。これはいわゆるデザインのためのデザインといってもよいでしょう。そういう「無駄な」デザインは、オンラインショップには原則として不要なのです。 ?
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